ボジョレーヌーボーは、毎年11月になるとニュースなどで取り上げられますね。
毎年、ボジョレーネタを聞くと「あぁ、もうそんな時期ね」なんて思ったり。
そんな毎年話題になるボジョレーヌーボーですが、実際にどんなワインかを知ってる方って少ないのかもしれません。
また、ボジョレーと共によく耳にする「ヴィラージュ」のことも知らない方も多いのではないでしょうか。
今回はボジョレーヌーボーってどんな意味があって、且つ「ヴィラージュ」とは何なのか?をお伝えしたいと思います♪
ボジョレーヌーボーの意味とは?
ボジョレーヌーボーとはずばり「ボジョレー地区の新しいお酒」という意味です。
「ヌーボー」が“新しいもの”という意味です。
ボジョレー地区は、なだらかな丘陵地帯です。フランス語の「美しい高台」を意味する「ボージュ(Beauje)」がボジョレーの名前の由来となっています。
英語もフランス語も同じです♪
ボジョレーヌーボーはフランス語ですが、英語でも同じ綴り「Beaujolais nouveau」と書きます。
ちなみに、「ボジョレーヌーボー解禁!」はそれぞれ下記のような文章になりますよ♪
フランス語の発音は分からずですが(笑)
フランス語
「Le beaujolais nouveau est arrivé!」
英語
「Beaujolais nouveau release ! 」
「ヴィラージュ」とは?
ボジョレーヌーボには「3つの格付け」があり、その一つが「ヴィラージュ」です。
Village(ヴィラージュ)とはフランス語で「村」という意味。
ボジョレーヌーボーは、ボジョレー地区のブドウから作られた「新酒」のことです。
そして、そのボジョレー地区の中でも限定された39の村で作られたのが「ボジョレー “ヴィラージュ” ヌーボー」と名乗れることができるのです。
またヴィラージュは、普通のボジョレーより「収穫量」や「アルコール度数」など品質チェックが厳しいのです!
そのためクオリティが高く、稀少価値があるので、お値段も普通のボジョレーよりもお高めです。
このヴィラージュは、ボジョレーの全体の約25%を占めています。
ボジョレーヌーボーとはどんなワイン?
フランスの東部ブルゴーニュ地方で作られるボジョレーヌーボーはどんな特徴があるのでしょうか。
ボジョレーヌーボー「認定条件」
ボジョレーヌーボーと名乗るには、下記の6つの条件を満たさなければなりません。
- ボジョレー地区で醸造されていること
- その年に収穫したブドウで醸造していること
- ブドウの品種「ガメイ種」で醸造していること
- 「マセラシオン・カルボニック法」で醸造していること
- アルコール度数が「9度以上」であること
- 赤ワインであること
解禁日がある理由は?
ボジョレーヌーボーは、地元の人達が「ブドウの収穫を祝うため」に、地酒として作っていたのが始まりと言われています。
19世紀頃からブドウの収穫後に “ワインを早く売り始める習慣” がありました。
そのうちイチ早く出荷しようとする販売業者の競争が激しくなり、そのためワインとして熟成が十分されてないクオリティの悪いワインが多く出回るようになりました。
これはマズい!とフランス政府が解禁日を設けて、その日までは売る事も飲む事も禁じられたのです。
1951年に、11月15日が解禁日と設定されました。
しかし、この日が国民の休日にあたってしまうとなんと運送業者さんもお休みしてしまい販売がストップ!
そんな理由から1985年に、日にちでなく「11月の第3木曜日 午前0時」に解禁日が変更されました。
お休みを大事にするおフランスの国民性が出た感じなのでしょうか(笑)
2019年の解禁日は?
2019年の解禁日は「 11月21日(木)」です。
ボジョレーヌーボーは、毎年キャッチコピーも話題になりますよね。
↓今までのキャッチコピーが気になる方は、こちらの記事もご覧下さい☆
ボジョレーヌーボーってマズいの?
ボジョレーヌーボーは日本ではお馴染みのワインとなりましたが、よく聞くのが「ボジョレーってまずいよね」という言葉。
ボジョレーヌーボーの味の特徴は「フルーティーでさっぱりとした口当たり」と言われています。
これは、使用するブドウが製造年に収穫した為、また熟成させてないのでフレッシュで新鮮な仕上がりとなるのです。
そのため、赤ワイン独特な渋みや重いがあまり無いため、そのような重厚なワインを好む方々にとっては「まずい!」という評価になっているのではないでしょうか?
味に関しては個人的な好みがあるので、さらっとして軽く飲めるボジョーレーが好きな方もたくさんいらっしゃいます。
赤ワインといえば肉料理と言われますが、ボジョレーヌーボーは軽い飲み口なので幅広いお料理にも合い使い勝手がよいワインとも言われています。
飲み方は良く冷やしてがオススメ!
ふつう赤ワインは飲む直前に冷やします。
それは長く冷やしすぎてしまうと「渋み」が強くなり過ぎてしまう為です。
なので、口当たりの軽いボジョレーヌーボーも、長時間でなく少し冷やした方が美味しくいただけます。
目安としては、10〜12℃くらいと言われているので冷蔵庫で1時間ほど冷やすといいでしょう。
◆ボジョレーヌーボーの意味とは?
「ボジョレー地区の新しいお酒」という意味
◆「ヴィラージュ」とは?
ボジョレーヌーボには3つの格付けがあり、その一つが「ヴィラージュ」
◆ボジョレーヌーボーとはどんなワイン?
ボジョレーヌーボーと名乗るには6つの条件がある
◆ボジョレーヌーボーってマズいの?
渋くて重めのワインがお好みの方にはマズいと思われるようです。軽くてフルーティーなタイプが好きならボジョレーも美味しい♪
毎年話題になるボジョレーヌーボー。
ワインのことは詳しくないので何でも美味しく飲める私。
今年は、ぜひ一度 “ヴィラージュ” を飲んでみようかと思います♪
限定セットは残りわずか!!
↓ 初心者でもわかりやすい人気のワイン講座の詳細はこちらをチェック★
コメント