宮崎県の銘菓として知られる「鯨ようかん」をご存知ですか?
ようかんという名前ですが、いわゆる普通の羊羹とちょっと違う和菓子なんです。
お餅を餡子で挟むというちょっと見た目も独特な「鯨ようかん」
今回は、鯨ようかんの由来や、東京では買えるのか?
また、通販で購入する際のオススメサイトをご紹介します♪
鯨ようかんの名前の由来は?
鯨が使われていないのに、「鯨ようかん」というのもなんだか不思議ですよね。
なぜ、「鯨」という名前がついているのでしょうか?
その歴史は、江戸時代までさかのぼります。
鯨ようかんは、宮崎県宮崎市の北部にある「佐土原町(さどわらちょう)」の銘菓です。
江戸時代、この佐土原町の4代藩主であった島津忠高が26歳という若さでこの世を去ってしまった為、その当時、まだ2才だった万吉丸が跡継ぎになることになったのです。
万吉丸の生母である松寿院が、息子の将来を心配して「我が子が大海を泳ぐ鯨のように力強くたくましく育つように」という願いを込めて、藩に仕えていたお菓子屋に「鯨に似せた羊羹」を作らせたのが始まりです。
母 松寿院の願いが通じてか、万吉丸は無事に大きく成長し島津惟久となり、日向佐土原の6代藩主を立派に務めあげました。
鯨の身やエキスが使われてるわけではないのですね(笑)
宮崎山形屋さんが、分かりやすい動画をUPしてくれているのでこちらもどうぞ♪
佐土原名物 鯨ようかんの由来出典:Youtubu
このような歴史から、佐土原町では5月5日の端午の節句に、鯉のぼりならぬ「鯨のぼり」が青空にはためくそう!
子どもの成長を「鯨」に例えたとは、なんだかユニークですよね。
江戸時代に、鯨という魚はすで知られていたのですね。
鮪や鯛でなく、さらに大きな「鯨」を目にする機会などは人々にあったのかしら?なんてことも思ったり。
こちら現在の「くじらのぼり」です。
確かに鯉と違う! なんだか可愛らしいですね ♪
出典:宮崎市の観光・文化情報サイト
鯨ようかんは東京で買える?
宮崎県宮崎市佐土原町のお菓子である「鯨ようかん」は、宮崎県以外でも売っているのでしょうか。
私は東京在中なので、東京で買えるお店があるのかが気になります!
調べたところ、残念ながら東京では買えるところがありませんでした(涙)
新宿に宮崎のアンテナショップである「新宿みやざき館KONNE」があるのですが、そちらでも販売してないそうです。
なぜかというと、その一番大きな理由は、鯨ようかんは日持ちがしないんです。。
消費期限は「本日中」という、THE生菓子!
それゆえ、お菓子の「刺身」とも呼ばれているそうです。
なので、宮崎に旅行などで行った際にも、お土産にしずらい商品なんですよね。
そのため、今までも出会える機会がなかったのだと思います。
そうなると、どうしても食べたくなるのが人の心理ですよね(笑)
東京で直接買えないとなると、ネット通販ではゲットできないのでしょうか。
次は、鯨ようかんを通販で買えるお店をご紹介します♪
鯨ようかんは通販で買える!
日持ちのしない鯨ようかんは、ネットで宮崎からお取り寄せができます。
Amazon、楽天でも探してみましたが、取り扱いはないようでした。
鯨ようかんの安田屋
引用:安田屋
三百年あまりの伝統手法によって作られている「安田屋」さんの鯨ようかん。
原料は、地元宮崎県のこしひかり、ひのひかり、体にやさしい「高級酵素塩」「高級極楽糖」「きび糖」が使用されています。
クール便で届けてくれるので安心です♪
鯨ようかんの作り方
出典:NHK
鯨ようかんは、材料がシンプルなのでよかったら作ってみてください♪
作り方は、先日NHKの「グレーテルのかまど」で放映されたこちらがわかりやすいです^^
~東村アキコの鯨ようかん~| レシピ | NHK「グレーテルのかまど」
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